ハードウェアのポイント (分野別のポイント)
過去11回分の出題傾向分析 |
1. 平成27年秋期 浮動小数点数
符号部・指数部・仮数部の理解、基数変換、浮動小数点数の加算、浮動小数点数の乗算10倍 |
2. 平成26年秋期 JKフリップフロップ
JKフリップフロップ回路の仕組みの理解(問題文に明記)、真理値表 |
3. 平成26年春期 機械語命令
命令語の理解(問題文に明記)、実効アドレスの計算、主記憶装置と命令語の実行、基数変換、論理演算(AND・OR・XOR) |
4. 平成25年秋期 論理演算と半加算器・全加算器
半加算器・全加算器の理解、論理演算、論理回路、4ビットの符号付き2進整数を加算回路 |
5. 平成25年春期 カラー画像のVRAMメモリへの格納
画像の1画素を3ビット表現、 VRAMの格納方法「プレーンドアクセス方式」(問題文に明記) |
6. 平成24年春期 浮動小数点数
符号部・指数部・仮数部の理解、基数変換、浮動小数点数AとBの減算と乗算 |
7. 平成23年秋期 A/D 変換(標本化・量子化・符号化)
標本化・量子化・符号化の理解(問題文に明記) |
8. 平成23年春期 機械語命令
命令語の理解(問題文に明記)、実効アドレスの計算、主記憶装置と命令語の実行、基数変換 |
9. 平成22年秋期 温度モニタ
温度モニタの仕組みの理解(問題文に明記)、割込みプログラムのフローチャートの理解 |
10. 平成22年春期 キャッシュメモリ
ハードウェアのアーキテクチャの理解(問題文に明記)、キャッシュメモリの仕組みの理解(問題文に明記) |
11. 平成21年春期 画像データの符号化
8×8画素の白・黒の画像、ランレングス符号化の理解(問題文に明記)、基数変換 |
必要な知識分析 |
基礎理論・コンピュータシステム(ハードウェア)の「午前レベルの知識がある」という前提で、問題文を読みこなす「読解力」が必要です。
出題の高い分野は「浮動小数点」「半加算器・全加算器」「命令語」の3つです。
以下は、傾向より分析した問題を解くための必要な前提知識です。 1. 基数変換(整数・小数の10進数・2進数・16進数の相互変換) 2. 論理演算(AND・OR・NOT・XOR) 3. 浮動小数点・固定小数点のデータ格納方法の理解 4. 半加算器・全加算器の理解 5. 機械語命令の実行の流れ、アドレッシングモード(アドレス修飾)の各種方法の理解 6. 音声のディジタル化「PCM(標本化・量子化・符号化)」の方法の理解 7. 画像と画素の仕組みの理解 8. その他として、問題に仕様が記載されています。これを素早く読み取る「読解力」 |
対策 |
1. 上記の出題傾向に関しての理解は必須です。これは、午前の「インプット学習」で言及しています。以下よりご確認ください。
1-1. 基数変換と負の数の表現 ※時間は、「約15分」を目安とします。 |