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2章 式と演算子

学習のポイント

各種「演算子」、代入文と復号代入文、文字列の連結、条件演算子を理解しましょう。

1. 式について
式では、リテラル(値)変数演算子が使用されます。
例えば、int型の変数aを定義して、aの値に10を代入して、aの値に5を加算します。

int a;
a = 10;
a += 5

※上記で、赤字の箇所が演算子です。この章では色々な演算子を学びましょう。
2. 算術演算子
算術演算子は四則演算を主に行います。
演算子 意味 使用例 結果
+ 加算 20+3 23
- 減算 20-3 17
* 乗算 20*3 60
/ 除算 20/3 6
% 剰余 20%3 2
また、以下の算術演算子もあります。
演算子 使用方法 説明
++ ++pafu pafuという変数に「+1」してからその値を返します
pafu++ pafuという変数の値を返してから「+1」します
-- --pafu pafuという変数に「-1」してからその値を返します
pafu-- pafuという変数の値を返してから「-1」します
+ +pafu pafuという変数が「byte」「short」「char」の時「int」へ変換します
- -pafu pafuという変数の符号を反転します
3. 比較演算子
2つの式について「比較演算子」を使用して結果は、「true」か「false」を返すものです。
演算子 使用方法 説明
< pa1 < pa2 pa1がpa2より小さい時にtrueを返す
<= pa1 <= pa2 pa1がpa2以下の時にtrueを返す
> pa1 > pa2 pa1がpa2より大きい時にtrueを返す
>= pa1 >= pa2 pa1がpa2以上の時にtrueを返す
== pa1 == pa2 pa1とpa2が等しい時にtrueを返す
!= pa1 != pa2 pa1とpa2が等しくない時にtrueを返す
注意点としては、「==」「!=」の時は、オブジェクトの参照(メモリのアドレス)を比較します。従って、例えば、文字列の場合は、以下のようにします。

String pa1 = "pafu";
String pa2 = "pafu";
if (pa1==pa2){
}

を実行すると、falseとなります。理由は、参照を比較するからです。
このような場合は、以下のようにします。

if (pa1.equals(pa2){
}

これでtrueを返します。
4. 論理演算子
論理演算子は、「and」「or」「not」を意味します。
意味 演算子 使用方法 説明
AND && pa1 && pa2 両方は評価しない
& pa1 & pa2 両方、必ず評価する
OR || pa1 || pa2 両方は評価しない
| pa1 | pa2 両方、必ず評価する
NOT ! !pa1 pa1を値を反転します
5. ビット演算子
ビット演算子というのは、対象が「整数型」の式に対してビットの論理演算を行います。
演算子 使用方法 説明
& pa1 & pa2 各ビットの論理積を返します
| pa1 | pa2 各ビットの論理和を返します
pa1 pa2 各ビットの排他的論理和を返します
~ ~pa1 各ビットを反転したものを返します
6. シフト演算子
シフト演算子は対象が「整数型」の式に対してビットをシフト(ずらす)します。
演算子 使用方法 説明
<< pa1 << 5 pa1を5ビット左へシフトします。シフト後のビットは「0」となります
>> pa1 >> 5 pa1を5ビット右へシフトします。シフト後のビットは「符号ビット」となります
>>> pa1 >>> 5 pa1を5ビット右へシフトします。シフト後のビットは「0」が入ります
7. 代入演算子
代入演算子は、「=」を使用します。例えば、変数pa1に10を代入する時は以下のようになります。
pa1=10;
また、代入演算子は複数使用できます。
pa1=pa2=5;
これは、右より順に代入します。以下と同様です。
pa1=(pa2=5);
8. 複合代入演算子
代入と他の演算子を組み合わせたものを「複合演算子」と言います。
演算子 使用方法 同じ意味の式
算術演算 += pa1 += pa2 pa1 = pa1 + pa2
-= pa1 -= pa2 pa1 = pa1 - pa2
*= pa1 *= pa2 pa1 = pa1 * pa2
/= pa1 /= pa2 pa1 = pa1 / pa2
%= pa1 %= pa2 pa1 = pa1 % pa2
ビット演算 &= pa1 &= pa2 pa1 = pa1 & pa2
|= pa1 |= pa2 pa1 = pa1 | pa2
^= pa1 ^= pa2 pa1 = pa1 ^ pa2
シフト演算 <<= pa1 <<= pa2 pa1 = pa1 << pa2
>>= pa1 >>= pa2 pa1 = pa1 >> pa2
>>>= pa1 >>>= pa2 pa1 = pa1 >>> pa2
9. 文字列の連結
文字列の連結には「+」演算子を使用します。以下のようにします。

String pa1 = "abc";
String pa2 = "def";
string pa3 = pa1 + pa2;

これで、pa3には、"abcdef"となります。
10. 条件演算子
「?」「:」を使用して条件分岐が出来ます。例えば、以下のように使用します。

pa1%2==0 ? "偶数です" : "奇数です";

これは、pa1の内容を2で割った余りを求めて偶数か奇数かの判定を行っています。

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