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1章 変数とデータ型

学習のポイント

変数の定義、データ型、リテラル、キャスト、エスケープシーケンス、参照型のクラス型、配列型を理解しましょう。

1. 変数について
Javaで変数を定義する場合は以下のようにします。

int pafu;

これは、「int型」の変数をpafuという名前で定義しています。
また、複数を同時に定義する場合は、

int pafu1, pafu2, pafu3;

というように「,」で区切ります。
変数の定義と同時に初期値を設定する場合は、

int pafu = 100;

というようにします。
2. 変数の種類
Javaでの変数は、以下の2種類に分類出来ます。

基本データ型(プリミティブ型)…整数型・実数型・文字型・論理型の4種類
参照型…配列型・クラス型・インターフェース型の3種類

の2種類があります。
3. 変数のデータ型の種類
変数には、整数、小数、文字等を格納する場合にそれぞれについて型があります。一般的にこの型については、「プリミティブ型(基本型)」と言います。型の種類は以下の通りです。
型名 値の範囲 初期値
整数型 byte -128~127 0
short -32768~32767 0
int -2147483648~2147483647 0
long 64ビットの整数を表現 0
実数型(浮動小数点型) float 32ビットの小数表現 0
double 64ビットの小数表現 0
文字型 char '\u0000'~'\uffff' '\u0000'
論理型 boolean trueかfalse false
4. 整数型
10進数
 通常の0から9の場合は、「int型」となり、末尾に「L」を付けると「long型」となります。
16進数
 16進数での表現は、最初に「0X」を付けて「0~9」「A~F」で表現できます。
8進数
 8進数での表現は、最初に「0」を付けて「0~7」で表現できます。
5. 文字型
文字型である「char」は、例えば、「a」を表現する場合、'a'とします。
改行やタブのような場合は、「エスケープシーケンス」と言い、あらかじめ決まっています。
エスケープシーケンス 意味
\b パックスペース
\t タブ
\n 改行
\f 用紙送り
\r キャリジリターン
\" ダブルクォート
\' シングルクォート
\\ バックスラッシュ
6. 型変換
型変換のことを一般的に「キャスト」と言います。Javaで型変換を行う場合は以下のようにします。

int a = 15;
byte b = (byte)a;

上記は、int型からbyte型への変換です。()を付けることに注目して下さい
7. 参照型の変数
参照型の変数には以下の3種類があります。
・配列型
・クラス型
・インターフェース型
8. 文字列型
文字列型はクラス型の一種です。使用頻度が高いため、基本データ型のように使用することができます。文字列は、以下のように表現します。

String pafu = "111-222"; または
String pafu = new String("111-222").intern();

9. クラス型
Javaでは、クラスを定義します。このクラスをインスタンス化によってインスタンス(オブジェクト)を生成する必要があります。以下のようにします。ここで、クラス名は、「Pafu」とします。

Pafu pp;
pp = new Pafu();

これは、最初にクラスPafuを定義して、次にppにクラスの参照を割り当て、オブジェクトとなります。
1行で表現する場合は、

Pafu pp = new Pafu();

とします。
10. 配列型
「配列」とは、型名と変数名が同じもの言います。それぞれを識別すめためには「添字」を使用します。添字のことを「インデックス」とも言います。

int[] pafu;
pafu = new int[10];

または、

int[] pafu = new int[10];

上記は、「int型」のpafuという10個の要素からなる配列を定義しています。
識別は、pafu[0]~pafu[9]というように、0から始まります
配列を要素数は、「Length」で取得できます。
上記の場合は、pafu.Length は「10」を返します。
11. 配列の初期化
配列を定義と同時に定数を与える時は以下のようにします。

String[] pafu = {"aaa","bbb"};

というようにします。この場合は、2個の要素数となります。{}で囲みます。
12. 2次元配列
今までの配列は、すべて、1次元の配列です。javaでは、多次元の配列を定義できます。
例えば、2次元配列の場合、2行5列からなる配列の定義は

int[][] pafu = {
  {1,2,3,4,5},
  {6,7,8,9,10}
};

とします。
この場合、pafu[0][0]は。「1」で、pafu[1][4]は「10」となります。

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