プログラム設計(ソフトウェア設計)
平成18年秋期 問5 問題確認
解説 |
比較的簡単な問題である。 説明文を注意深く読めば必ず答えを出すことができる。 設問1 まずフローチャートから見ると、[a]の内容は繰返し条件であり [b]は混合である条件、 [c]は単一である条件、ということがわかる [a]からみていくと、ヒントとして 必要ファイルの終わり、または[a]。とある。 ここで、説明文に戻り、内容と照らし合わせていく。 前文の内容の最終行に 「B 社では,製造計画で決められた,製造日ごとの各牧場の牛乳の必要量を集計する プログラムを作成することになった」 とある。 [a]の答えは[ア]の「製造日」であることがすぐにわかる。 続いて[b]、[c]の内容。 これはプログラムの説明を見ればわかる ① 牧場区分が“M”のときは,“混合”であり,~ ② 牧場区分が“J”,“K”及び“L”のときは,“単一”であり,~ の記述内容から [b]の混合である条件は「キ 牧場区分=“M” 」であり [c]は「エ (牧場区分=“J”) or (牧場区分=“K”) or (牧場区分=“L”) 」である。 設問2 L 牧場の牛乳の必要量を求めるプログラムを内容を問うものだが これもプログラムの説明文 ① ~ J 牧場,K 牧場及び L 牧場のそれぞれの必要量を計算する。 この計算は,小数点以下切捨てとし,切捨て誤差は,L 牧場の牛乳の必要量で補 正する。 とある。この説明文より、L牧場の必要量は、まずK牧場、L牧場の必要量を求め、 その2つの合計量を必要量から引いたものであることがわかる。 よって 「イ 牛乳の必要量 - wj - wk」 ということになる。 設問3 “牧場区分”によって処理を分ける必要があるものを選ぶ問題。 一見すると図5から判断するかのように思えるが、これも説明文を理解していればす ぐ答えがわかるだろう。 “牧場区分”で処理を分けなければならないものを探す。 牧場区分で処理をわけるということは、その牧場ごとで処理を変えなければならない ことである。 プログラムを見るとわかるのだが、牧場ごとで変える必要があるものは「必要量」だ けである。 エラーや集計は区分ごとに処理を分ける必要がない。(処理を別にして求める必要が 無い) 混合か単一で迷うかもしれないが、もう一度プログラムの説明文を読んで見て欲し い。 ② 牧場区分が“J”,“K”及び“L”のときは,“単一”であり, 必要量の全量を, “J”のときはJ牧場,“K”のときは K 牧場,“L”のときは L 牧場の牛乳とする。 とある。つまり区分が“J”であれば必要量も“J”となり、単一であるときの処理が 混同とは異なります。 混同であるときの処理や、エラー処理は一連したプロセスであるため、処理を別にし て求める必要は無い。 解答は エ 単一 となります。 |
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