オーバレイに関する問題 (ソフトウェア分野)
平成17年秋期 問2 問題確認
解説 |
午後問題のうち、午前の応用の分野からの出題の問題は、丁寧に問題を読んでいけば解ける問題が多く、高得点を狙いたいところである。この問題もその典型で、問題文をトレースしていけばおのずと答えは導かれる。 設問1 図3より、主記憶領域にはP0+P1、P0+P2、P0+P3のセグメントが読み込まれることがわかる。 よってそれぞれに必要な主記憶領域の大きさを計算すればよい。 P0+P1=A+B+C=10+8+6=24MB P0+P2=A+D+E+F+G+H+I=10+5+6+4+6+2+3=36MB P0+P3=A+J=10+15=25MB よって、最低36MBあればプログラムは実行できる。 正解はエ。 設問2 a:設問1と同様に、それぞれのセグメントを読み込むために必要な 主記憶領域の大きさを求めればよい。 R0+R1=A+B+C=10+8+6=24 R0+R2+R3=A+D+E=10+5+6=21 R0+R2+R4=A+D+F=10+5+4=19 R0+R2+R5+R6=A+D+G+H=10+5+6+2=23 R0+R2+R5+R7=A+D+G+I=10+5+6+3=24 R0+R8=A+J=10+15=25 よって必要な容量は25MBで、 36MB-25MB=11MB 正解はイ。 b:実行されるモジュールの順序とセグメントを照らし合わせていく。 モジュールFの実行が終了するまでに実行されるセグメントの順番は、 R0→R1→R2→R3→R5→R6→R4で、 計7回主記憶領域に読み込まれる。 よって正解はキ。 c:設問b:と同様に解く。 プログラムの実行が終了するまでに実行されるセグメントの順番は、 Q0→Q1→Q2→Q3→Q4→Q3→Q4→Q5で、 計8回主記憶領域に読み込まれる。 問題文より図3のオーバレイ構造では計4回セグメントが主記憶領域に 読み込まれる。その差は 8-4=4(回) よって正解はエ。 |
こうちゃん様 投稿
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