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ハードディスクのMTTF (ハードウェア分野)

平成18年秋期 問1 問題確認

解説
設問
a⇒1,200台×1年÷24台=50年 

ハードディスク装置1台あたりのMTTFの求め方は『延べ稼働時間÷故障台数』です。答えの単位が『年』であり、本文に『1年当たりの平均24台の装置が故障し』と書かれているので、(延べ稼働時間1年)÷(故障台数)24台で求められる。X社では1,200台で運営されているので、1,200台×1年÷24台で、求めることができる。

b⇒1年×1,200÷100年=12台

『1台あたりのMTTF=延べ稼働時間÷故障台数』の公式に当てはめると、100年=(1年÷故障台数(bの答え))×1,200台となります。よって、式を整えると、故障台数(b)=1年×1,200÷100年=12台になります。

c⇒機種C

d⇒機種B

機種Aでは、装置価格50,000円、MTTFγ(これってγかуか分からなかったのですが、γとして書きます)と表に書かれています。

『表中のγは現在使用しているハードディスク装置のMTTFと同じ値である』と書かれているので、機種Aは現在使用しているハードディスク装置と同じ装置価格である。よって、機種Aの装置価格の差は0です。同様に、故障台数の差も0です。

機種Bでは、装置価格52,500円、MTTFは1.2γ。

機種Bの現在使用しているハードディスク装置との装置価格の差は、52,500円-50,000円=2,500円です。

故障台数の差は、表の下に書かれているもので分かると思います。機種Bでの1年当たりの平均故障台数は20台と書かれていますので、現在使用しているハードディスク装置が一年当たり24台故障するので、24台-20台=4台の差があることが分かると思います。

機種Cでは、装置価格54,000円、MTTF1.6γ。

装置価格の差は、54,000円-50,000円=4,000円です。

故障台数の差は、まず、表の下にそれぞれの機種の1年当たりの平均故障台数の求め方が求められています。『24÷MTTF(機種A以外)』で求められます。ですので、24÷1.6=15台が、機種Cでの1年当たりの平均故障台数になります。なので、24台-15台=9台が、故障台数の差です。

機種Dでは、装置価格56,000円、MTTF2γ。

装置価格の差は、56,000円-50.000円=6,000円。

故障台数の差は、機種Dでの一年当たりの平均故障台数が、24÷2=12台になるので、24台-12台=12台が、故障台数の差です。

以上のことを表にまとめてみました。

機種  |装置価格の差      |故障台数の差

―――――――――――――――――――――――――――――

A   |0円          |0台

B   |+2,500円        |-4台

C   |+4,000円        |-9台

D   |+6,000円        |-12台

そして『機種の違いによる総費用の差額=(装置価格の差×入替台数)+(交換費用×故障台数の差)

               =(装置価格の差×200)+(100,000×故障台数の差)』と記述されているので、これを利用していく。

Aでは、(0×200)+(100,000×0)=0で、差額は0円になる。

同様にBでは、(2,500×200)+(100,000×-4)=500,000-400,000=+100,000円になる。

Cでは、(4,000×200)+(100,000×-9)=800,000-900,000=-100,000円になる。

Dでは、(6,000×200)+(100,000×-12)=1200,000-1200,000=0円になる。

安くなると見込まれる機種をcで、高くなると見込まれる機種をdの答えとして聞かれているので、総費用の差額が一番安いものがcで、一番高くなるものがdである。-100,000円が一番安く、+10,000円が一番高い。よって、c=機種Cで、d=機種Bである。
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